放射線科・内科 磯村クリニック

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肺がんCT検診

肺がんCT検診を受けましょう

より小さな病変を検出することができる
肺がんCT検診をお勧めいたします。

日本人のがん患者の中で肺がんによる死亡数は年間約8万人(2023年)で、第1位です。現在、肺がん検診としては、胸部エックス線検査(いわゆるレントゲン写真)、または胸部エックス線検査+喀痰細胞診の組み合わせが広く行われていますが、早期のがんを発見するのはなかなか難しいのが現状です。そのため、より小さな病変を検出することができる肺がんCT検診をお勧めいたします。

肺がんCT検診で発見されたごく初期の肺がんの写真

▲肺がんCT検診で発見されたごく初期の肺がん

通常の胸部X線写真(レントゲン)では血管や骨と重なり見えない

▲通常の胸部X線写真(レントゲン)
では血管や骨と重なり見えない

料金

肺がんCT検診 ・・・・・・・・ 7,700円(税込み)

肺がんCT検診とは

長胸部エックス線(レントゲン)写真では、肺は心臓や血管、骨などと重なって写るため、きれいに描出される部分はわずか約1/4しかないと言われています。このため小さな肺がんを見つけることが困難な場合があります。

一方、CT検査は肺を輪切りに描出する断面像なので重なりはなく、心臓や血管の裏側まで死角なく描出されます。このCT検査を検診に利用すると、肺がんをより早期に発見することができます。転移を起こす前のごく早期の肺がんを見つけ、肺がんで死亡するリスクを減らすことが可能になります。

しかし、通常のCT検査では、放射線被曝が多く、そのまま検診に用いることには問題があります。そこで、放射線の量を通常の10分の1程度に少なくした低線量CTで検診を行います。画像は多少粗くなりますが、もともとCT画像は分解能に優れるため、胸部エックス線写真に比べ、より小さな病変やコントラストの低い病変も検出することが可能です。

当院の肺がんCT検診は16列のマルチスライスCTを用いていますので、被曝量はさらに軽減され、CT装置の寝台に寝ていただいた後、わずか数秒の息止めで検査は終了します。もちろん痛みも苦痛もありません。

低線量肺がんCT検診の効果

CT検診による肺がん発見率は、胸部エックス線検診に比べて10倍程度高く(250人に1人程度発見される)、発見された肺がんは約90%以上が早期がんで、その治療成績も良好であることが知られています。

肺がんCT検診では、喫煙者はもちろんですが、非喫煙者の中年女性に早期腺がんが高率に発見されています。そのほとんどが、胸部エックス線写真では発見できないほどコントラストが低く小さな病変です。喫煙者や過去に喫煙していた方は毎年、非喫煙者は2~4年に1回CT検診を受けることをお勧めいたします。

検査機器

検査機器

キャノンメディカル社製 Aquilion Lightning
肺のCTも一回の息止めで撮影できる16列マルチスライスCTです。より小さな病変を描出できる十分な性能を有しています。被ばく線量も少なく、安心して検査を受けていただけます。

お問い合わせ 026-234-8282 診療時間表